生誕100周年なんですね。
ジョン・ケージの名前を聞いて、真っ先に思い浮かぶのが
「4分33秒」という曲です。
今年で初演(?)から60年というこの曲は、
3つの楽章から出来ています。
そして、3楽章とも、休符のみ記載されています。
初めてこの曲の存在を知った時は、驚きましたね。
楽器を鳴らすことのない曲が存在するなんて。。。
そして、ケージの曲には、他にもユニークなものが。。。
例えば。
楽器以外のものを楽器として演奏するとか。
音符を使わない楽譜で曲を表現するとか。
どこからそんな発想を得てくるんだろうかと
思わずにはいられない曲ですね。
中でも、一番びっくりしたのが、今現在、ドイツで
ケージの曲が演奏され続けているということです。
その曲は1987年に作られた、『Organ2/ASLSP』。
普通に演奏すれば、20分かそこらで終わるはずなのに、
「(As SLow aS Possible=できる限りゆっくりと)」なんて指示が
あるもんだから、機械を使って徹底的にゆっくりと演奏させているそうです。
そして、その演奏期間は、639年。
どう考えても生きてる間には終わりませんね(苦笑)。
そうそう、ケージは生前、「嫌がらせ」というタイトルの曲、
エリック・サティの『ヴェクサシオン』を、本当にサティの
指示通りに演奏した初めての演奏者だそうです。
繰り返し回数、840回。
演奏時間、18時間。
弾くのが大変なのはよく分かりますが、聴く方も
会場設営側も大変だろうなと思いますね。。。

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